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2025/02/07 22:14

私たちの時代で「金の歴史」が終わるかも知れません。

「金」と聞くと、古代からずっと人々を魅了し続けてきた特別な金属を思い浮かべる人も多いでしょう。

紀元前の時代から王族や権力者がこぞって求め、財産として、また装飾品として大切にされてきた金。

もしかすると私たちの時代でその長い歴史が終わってしまうかもしれない——そんな衝撃的な話が現実味を帯びています。

◆あと16年で採掘できる金が尽きる?

これまで地球上で採掘された金の総量は 約17万〜19万トン。

一方

まだ地中に眠っているとされる埋蔵量は 約5万トン ほど。

現在、世界で毎年 約3,000トン の金が採掘されており

単純計算すると
あと16年で掘り尽くしてしまう ことになります。

さらに言うと

実際には金の埋蔵場所は 海底 や 超深部 にあることが多く、掘り出すことが難しいものばかり。
➡採掘出来たとしてもコスト面が合わず、相場が上がらない限り掘り出せない。

ということは
このままいくと

16年どころか、10年も持たないかもしれません。

◆「供給サイド」金の価値はどうなるのか?

供給面で考えると

金の供給が減れば、当然ながらその価値は上がっていきます。

しかし、限られた資源と言われた金の供給量が思わぬ理由で増えるのであれば、金相場は下降していくと思われます。

例えば

✔ 新しい金鉱脈が見つかる?

各国が必死に探していますが、大規模な鉱脈の発見は難しく、仮に見つかったとしても採掘コストが高くなりがちです。

✔ 人工的に金を作れる?

「錬金術」として昔から夢見られてきましたが、今の技術では 1グラムあたり数百万円から数億円 というコストがかかるため、実用化は遠い未来の話です。

✔ リサイクルで補える?

現在、年間 1,000トン の金がリサイクルされており、日本の「都市鉱山」には 6,800トン の金があると言われています。

しかし、新たな採掘量には到底追いつかず、長期的な解決策にはなりません。

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✔ 国家レベルでの金の売却?

1990年代、ヨーロッパ諸国が金を大量に売却し、金相場が低迷したことがありました。

ただ、今はむしろ各国が金を買い増しているため、大量売却の可能性は低いでしょう。

◆「需要サイド」やはり金相場は上がるのか?

需要の面で考えると

需要が下がる可能性よりも、むしろ上がる可能性が高い と思われます。

需要に関わる主な理由

✔ 経済の不安定さ
➡インフレや金融不安で紙幣の価値が下がれば、金がさらに注目される

✔ 世界情勢の不安
➡政治の混乱や戦争リスクが高まれば、安全資産としての金が重要に

✔ 金本位制度の復活?
➡紙幣の信用を守るために金を通貨の基盤にしようという動きも出ている

このような状況が続けば、需要な増え、金はますます価値を高めていくでしょう。

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◆カウントダウンはすでに始まっている?

金の獲得競争

供給が減れば、当然ながら金の価値は上昇します。

実際に、世界各国はこぞって 金の買い増し を進めており、金の獲得競争はすでに始まっている と言われています。

今のところ、個人でも自由に金を買うことができますが、数年後には金の購入に規制がかかる可能性も指摘されています。

もしかすると、近い将来、金を扱うお店に長蛇の列ができる日が来るかもしれません。

「今のうちに買っておかないと、手に入らなくなる」

と思う人が増えれば
それがさらなる価格高騰を引き起こすでしょう。

他にも考えられる事として

預けていた金が突然没収される?

歴史を振り返ると、国家が金を管理するために個人の金を没収する 例は何度かありました。

✔ 1933年:アメリカの「金没収令」

アメリカでは、大恐慌時に政府が「金の保有を禁止」し、国民が持っていた金を強制的に買い上げました。

✔ 戦時中の金供出

日本を含め、多くの国で戦争資金確保のために 国民が持っていた金を政府に供出する ことが求められました。

もしも今後、世界経済が大きく揺らぎ、金が「国の資産」としてより重要視されるようになれば、

個人が保有する金に制限がかかる可能性もゼロではありません。

銀行に預けていた金が突然「引き出せなくなる」「政府に没収される」といった事態も、歴史的に見ればあり得る話なのです。

金は「今」こそ考えるべき資産?

金がこのまま減り続ければ、当然ながら価格は上昇していきます。

そして、いざ欲しいと思ったときには、手が届かなくなっているかもしれません。

もしかすると、これから先、金を持つことは「選択肢」ではなく「必要不可欠なこと」になっていく のかもしれません。

◆「金の歴史」を未来につなぐために

金は、私たちの時代でその輝きを失ってしまうのでしょうか?

何千年もの歴史を誇る「金」が、このまま消えてしまうとしたら——それはとても寂しいことです。

もしかすると、数十年後の未来では「金」は特別な人しか持てないものになっているかもしれません。

それでも、私たちの時代で金の歴史が終わってしまわないように、今から考えていくことが大切なのかもしれません。

そんな未来にならないことを願っています。